株式会社ラクス
楽楽クラウド事業本部 マーケティング統括部
小林 花恵 様、都築 志保 様


企業のバックオフィス・フロントオフィス業務を効率化するクラウドサービス(SaaS)の自社開発・販売
情報通信(ソフトウェア)
1001名以上
課題
情報収集目的のウェビナーはアポに繋がらず、商品紹介は成約に至りにくい課題があった 。その中間となる、興味を持ち始めた顧客に響く企画の引き出しがなく、商談化できるはずの層を取りこぼしていた 。
期待
ウェビナーを商談獲得の仕組みに変えるため、顧客視点の企画ノウハウ習得を目指した 。あわせて、企画から運営までを自社で完結させ、他の製品チームへも展開できる運用の体制構築を期待した 。
効果
フレームワークの活用でウェビナーが増え、開催数やアポ獲得数が大幅に増加した 。内容の質向上により営業部門との新たな連携も生まれ、実際の成約創出や、他チームでも再現できる仕組み化を実現した 。
ウェビナーコンテンツは2本、ウェビナー経由の受注率も苦しい——。その状況から、ウェビナー開催数を1年で2倍以上に伸ばし、社内の分担変更により、チームでアプローチできるハウスリストが減るという逆風の中でもアポを増やすことに成功したのが、クラウド型勤怠管理システム「楽楽勤怠」のエクスペリエンスマーケティングチームです。
変化の核心は「企画の設計思想を変えること」にありました。Biziblのウェビナー研修プログラムを活用した10ヶ月間の取り組みについて、ユニットリーダーの都築志保様、メンバーの小林花恵様にお話を伺いました。

都築様:
楽楽勤怠はクラウド型の勤怠管理システムです。出退勤の打刻から休暇申請、残業管理、労働時間の集計までをデジタル化し、人事労務担当者の業務負担を大幅に削減することができます。特に、法改正への自動対応や、楽楽精算等同シリーズとの連携によるバックオフィス全体の効率化に強みを持っております。


都築様:
楽楽勤怠のサービス開始以降、当時は私一人しかいなかったため、取り組みやすいメルマガ施策から始めました。また、楽楽精算や楽楽明細など他の楽楽シリーズを見ると、ウェビナーからのアポ率が高かったので、商品紹介のウェビナーと法対応系のウェビナーを2本作成しました。その後、小林がジョインしたことで本格的にウェビナーのバリエーションを増やす取り組みを始めました。
都築様:
当時のウェビナーは2本ありました。楽楽勤怠そのものを紹介する「商品紹介」ウェビナーと育児介護休業法の法改正をテーマにしたウェビナーです。
育児介護休業法は申し込み者数は多かったのですがアポ率が低く、商品紹介はアポは取れるのですが受注率が低いという課題がありました。
まず、商品紹介ウェビナーの内容を「ウェビナーで何が得られるのか」が一目で理解できるように再設計しました。デモ時間を拡大し、実際の操作や導入後のイメージをより具体的に伝えることで、より導入後のイメージを持っていただくことを狙いました。
法改正など労務担当者の関心が高いウェビナーを「潜在層」向け。商品紹介ウェビナーは「検討層」向けととらえたとき、潜在層と検討層がうまく接続していないと感じていました。そこから、潜在層と顕在層の間に溝があり、アポや受注につながる層を取りこぼしてしまっているのではないかという仮説を立てました。

小林様:
ここに課題がありました。検討層と潜在層の間にある顕在層向けに、どんな内容のウェビナーをつくればいいかイメージできなかったのです。
企画の引き出しが少なくて、コンテンツのアイデア出しに時間がかかる。ターゲット視点での独自性ある企画を模索するものの、効果的なコンテンツの作成はできていませんでした。
都築様:
大きく3点あります。1点目は研修プログラムの内容です。月ごとで何をやるかが明確で、その内容が弊社がやりたいことに合致していました。

2点目は費用と期間のバランスです。研修はあまりに短期間だと成果を出すのが難しいので、基本的には半年以上という形で考えていました。その中で費用と期間のバランスが1番良かったのがBiziblさんでした。
3点目はBiziblさん自体が、広告費ゼロの状態からウェビナーを自社で企画・開催することで353件の商談・58社の受注を生み出した実績があったことです。自社で実績を出している企業の方が、得られるノウハウの質や信頼性が高いというのが決め手になりました。

都築様:
研修導入にあたっては、「コストに見合う成果が出るのか」「一時的な成果で終わらないか」という点が主な懸念材料でした。
それを乗り越えるために、ウェビナーの企画本数やアポ数など定量的な成果目標を明確にしたことと、定性的な効果(中長期的なウェビナー施策の改善や他商材のウェビナー施策に対する横展開)の試算を両面から算出し、納得感のある稟議資料を作成しました。
研修の中で「あ、これは使える」と最初に手応えを感じたのはどの瞬間、どのコンテンツだったでしょうか?
小林様
「企画発想術」で教えていただいたフレームワークで企画を考えたときです。楽楽勤怠を導入することでお客様に「なっていてほしい未来の理想の状態」を定義してから、その状態を要素分解して企画を考えるというフレームワークと考え方によって、企画を生み出せそうという手ごたえを感じることができました。
小林様:
はい。顕在層向けには「勤怠締めのボトルネック解消」ウェビナーや「人事労務の見えない残業をあぶり出す人事ドック」ウェビナーなどを生み出すことができました。
小林様:
ラインナップが増えたことと、Biziblの複数日程開催機能によって開催数が増えたことで、狙い通りアポが増加しています。
ウェビナー開催数を倍以上に拡大し、アポ数も着実に増加しました。特に検討度の高い層では高い転換率が見られ、ファネル設計の有効性を確認できました。 また、受注に貢献したウェビナーも生まれています。
小林様:
潜在層向けの法改正ウェビナーで多くの申し込み者を獲得できていますが、やはり潜在層向けですので情報収集の方が多くなります。その分、全申し込み者数でみたときのアポが少なくなるのは許容しています。
潜在層向けウェビナーから、Biziblの回遊機能で顕在層向けの回遊申し込みも一定数取れていますので、当初の課題であった潜在層と検討層の間をつなぐということができていると思います。

都築様:
ウェビナー内容と、ウェビナー後のインサイドセールスのコミュニケーション内容を連携させ、スムーズにフィールドセールスとの商談につなげました。ウェビナー起点で営業との新たな連携オペレーションを構築できた好事例です。
都築様:
今回の研修を通じて、フレームワークを用いた企画立案だけでなく、コンテンツ制作の具体的な手法や集客メールのライティング術まで体系的に習得できました。「何を届けるか」という戦略から「どう動かして集客するか」という実行フェーズまで内製化する土台が整ったので、今後は外部に頼らずとも自社にノウハウを蓄積しながら継続的に運用できると考えています。
上長からも受注率・受注数の目標達成に加え、他商材担当者への2ヶ月に1回のノウハウ展開も評価されています。リサイクルリストからの受注はどの商材でも課題があるので、成功したウェビナーの構成・ノウハウを楽楽シリーズ全体へ展開することで、属人的な成果を仕組み化して他チームでも再現可能な状態をつくるという当初から見据えていた目標が今まさに実現しつつあります。
都築様:
ウェビナーの企画の立て方がわからない、コンテンツの作り方・導線設計が分からないというチームや、ウェビナーはやっているけれどなかなかアポや受注につながらないというチームには特に響くと思います。

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