本記事では、Biziblのプロダクト開発部がどのような組織で、どのような思想や文化を大切にしているのかを深掘りしていきます。候補者の皆様に向けて、Biziblの開発組織の魅力をお伝えできれば幸いです。
今回は、新たにプロダクト開発部長に就任した金井さんに、当社代表の花谷がインタビューする形式でお送りいたします!
株式会社Bizibl Technologies プロダクト開発部長 金井聖尊(カバー画像左)
大阪大学工学部在学中の2020年から、開発インターン・副業としてBiziblへ参画。
2021年には新卒としてテモナ株式会社へ入社。Qasee株式会社、AWS Japanでのウェブエンジニア、テクニカルサポートの経験を経て2023年12月よりBiziblへ正式に入社。
エンジニアとしてBiziblの機能開発、運用保守、カスタマーサポートのOpsMGR業務に関わり、2025年より現職。
株式会社Bizibl Technologies 代表取締役 花谷燿平(カバー画像右)
大阪大学大学院工学研究科在学中の2018年、株式会社Bizibl Technologiesを創業、代表取締役に就任。2021年より、ウェビナーマーケティングSaaS 『Bizibl』の提供を開始。創業時からプロダクトオーナーとして開発を牽引しつつ、現在はマーケティング部/カスタマーサクセス部を管掌。
花谷: 今日はオペレーションの話だけじゃなく、どちらかというと思想・哲学の話を根堀り葉掘り聞いていきたいと思うので、よろしくおねがいします!
金井(通称キヨさん): よろしくお願いします!
花谷: 少し堅めの内容から入るんですが、この春(※2025年)に刷新されたプロダクト開発部の組織体制や指揮系統についてキヨさんからご紹介ください。
金井: プロダクト本部の中にプロダクト開発部があり、その下に企画グループ、開発グループ、基盤グループの3つのグループがあります。企画グループは要件定義やデザインを担当しています。PdMやデザイナーが在籍しており、現在は協力会社の方にもデザイナーとして入っていただいています。開発グループはエンジニアとQA担当が所属し、プロダクトの機能実装や運用保守を担当しています。最後の基盤グループはプロダクトの基盤、つまりインフラの構築やメンテナンスを担当するインフラエンジニアがいます。また、社内で利用しているBIツールを管理・分析するデータエンジニアも私が兼務しています。
花谷: なるほどなるほど。今はチームも小規模で、あまり分断されている状況じゃないと思うけど、機能開発の進め方についても聞いていいかな。
金井: そうですね。3つのグループに分かれてはいますが、機能開発をするときはグループ横串でチームを組み、カンバン方式を採用したアジャイル開発を進めています。完全にアジャイルに寄り切っているわけではなく、ウォーターフォールとアジャイルのいいとこどりというか、中間の進め方ですね。開発内容はクォーターや月ごとに私やプロダクトオーナーが決めて、チケット単位で機能開発を進めます。それぞれのチケットにはチケットリーダー(いわゆるPjMのような役割)がアサインされ、その人を中心にデリバリーまで担当します。
花谷: カンバン方式を採用している背景や、運用し続けている理由は何でしょうか?
金井: 少人数でチームを組む点ではスクラム開発と似ているのですが、Biziblの現在のフェーズでは差し込み開発がかなり多いんですね。例えば、セールスからの機能要望や、運用保守で大きな課題が見つかった場合の修正などです。
このような状況では、週単位で細かくスプリントを組むスクラムよりも、全てのチケットを可視化して、みんなが状況を把握した上で、優先度を柔軟に変更できるカンバン方式が合っています。スループットも出ていますし、かなり柔軟かつスピーディーに対応できていると感じています。
花谷: 組織編成の直後で、まだ完全に言語化できていないタイミングではないと思うけど、キヨさんが考える部長や各グループ長に求める役割はなんでしょうか。
金井: 今後プロダクトが増える想定ですので、部長である自分はプロダクト横断的な開発フローの整備や、開発した製品/機能が生み出した収益の管理、そして開発に必要な予算などを管掌していく必要があるかなと考えています。自分はバックグラウンドがエンジニアなので、大枠の設計や開発フローなどに関与していく立場ですね。
金井: 一方で、各グループ長には、グループ内での細かい業務改善を回していくことを期待しています。例えば、企画グループ内でデザインシステムの運用に課題があれば、それをグループ内で協議し、解決する。このように各グループが自律的に改善を回すことで、自分ががボトルネックになることなく、組織全体のオペレーション改善が進むと考えています。人数が増えるにつれて現場の全てを把握することは難しくなるため、グループ単位での改善体制を構築しておきたいと考えています。
花谷: ここからは、より思想に寄った話になるんやけど、これからどんな開発チームを作っていきたいかについて教えて下さい!
金井: 礎となるプロダクト開発チームの行動指針はいくつか定義しているのですが、その核となる標語は「最高のチームで最高のプロダクトを」です。
金井: 弊社が提供しているのはウェビナーマーケティングSaaSですが、その先にはお客様の業務効率化や商談数増加といった「最高の体験」があります。このお客様への最高の体験を継続的に届けるためには、日々の開発フローが最適化されている必要があると考えています。働き方が最適化されていないと、業務負荷が偏ったり、最終的にお客様に届けるプロダクトの質が下がったりして、最終的にはお客様が不利益を被ることになります。
花谷: 確かにうちは、お客さんからいただいた要望からの機能デリバリー速度がかなり早くて、喜んでいただくケースが多いけど、これは開発フローが円滑やからこそ実現できることよね。
金井: そうですね。「届ける価値や体験」にこだわるなら、「自分たちの働き方」にも常にこだわろう、という思いがこの標語には込められています。最適化された開発フロー、チーム内での誠実なコミュニケーション、お互いをリスペクトし信頼する関係性があってこそ、最高のプロダクトは作れると考えています。
花谷: めちゃいいね!入社時からこの考え方は話していたと思うし、入社後もまさにこの標語を体現するようなアクションを取ってくれていたよね。一つ気になってたのが、こういう哲学ってふと降りてくるものというよりは、原体験が関係してくるケースが多い気がするけど、これもそうなのかな?
金井: まさに、結構原体験が影響しています。Biziblに入社するまでに、上場企業、スタートアップ、外資系企業を経験して、それぞれの良い点、悪い点を見てきました。
花谷: おー、やっぱり。実際どういうのを見てきたの?
金井: 上場企業では納品優先で開発フローが考慮されず、保守コストが増大しエンジニアが疲弊して離職が相次ぐ状況。スタートアップでは最新技術やアジャイルを取り入れても、顧客に寄り添わずエンジニアリング自体が目的化しているチーム。逆に、前職の外資系クラウドベンダーのテクニカルサポート組織では、全てがシステム化・効率化され、オンボーディングや改善サイクル、評価制度まで整っており、従業員の幸福度や体験が最適化されていました。これをプロダクト開発組織で実現したいという思いが、Biziblへの入社動機であり、「最高のチームで最高のプロダクトを」という標語につながっています。
花谷:なるほどなるほど。アンチパターンから学習したり、良い事例から類推することで構築されたものなのね!
第1回はここまでとなります!Biziblの開発カルチャーが見えてきましたでしょうか!?
第2回(Coming soon...)は、普段の意思決定の指針となるような具体的な考え方の部分に迫っていきたいと思います!